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マスクの型取りやっています。

 

表面のシリコン2層目をかけて、補強の型は2つにわけて
片方づつ型取りしていきます。

すごくめんどくさいですが、これはさけられません。

 
表面がおわって今度は裏面も同じように型取っていきます。

ただ、こちらは抜くとき形に無理が無いので補強の型は
2つ割りにはしません。

FRPとシリコンは硬化剤を入れた瞬間から時間との激しい戦いです。
途中で休んだりできないので、その段階の作業の区切りまでは
疲れていても一気に押し切って作業します。
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型取り開始です。


型取りの準備をします。
2つ一度にやります。

 
隙間は粘土でうめてシリコンが流れ出さないようにフチには土台を作りました。


型取りにはKE-12というシリコンを使います。

変なはなしですが、造型屋さんになってから、もうかなりの年月が経ちますが、
不思議なことにその間、このシリコンは一度もつかっていません。
(一回くらいは使っているかもしれませんが思い出せません)

造型の仕事をするまえに操演の仕事をしていましたが使い方を覚えたのはそのときでしたね。

教えてくれたのも操演をやっている人で、作り物もうまかったのですが
火薬屋さんとして映像業界では名がしられていた関山さんという人でした。

あの時、関山さんがやり方を伝授してくれなかったら、このシリコンの性質や
他の溶剤との相性など、いまだに細かい事は知らないままだったと思います。
本当に感謝しないと。


シリコンの一層目をかけました。
昔教えてもらったときは硬化に必要な分量の数倍の硬化剤をつかっていたのを
はっきりと覚えています。(硬化を速めるためです)

規定の分量しかないのでマニュアルどおりの分量で使わざるをえませんが、
こんなことなら硬化剤だけ別に沢山買っておくべきでした・・・・・

やっぱり磨きが一番時間かかりますね。

 
オプションの目のパーツを造型中です。


傷磨きですが、すこしづつ作業はやっていました。

やってもやっても終わらないのできつかったです。

でも何とか終わりました。
撮影用の原型ならここまではやらなかった・・・・・・

一応は製品というコンセプトで形成してましたから。

次はやっと型取りです。
学生にマスク製作方法を伝授


今作ってるFRPマスクとは別ものなのですが、
現在、造型の講師をしてる学校の2年生の卒業がちかづいてきました。

今のうちに私の持ってる技術を伝授しようと、ヒーローみたいなマスクをみんなで製作しています。

画像のマスクはまだ製作中ですが、わずか2回の授業で私がつくったものです。

 

実はこのマスク、指で押すとぷにゅっとラバーみたいにへこみます。

FRPほど精密な仕上げはできませんが、そのかわり訓練次第で
ポリよりもハイスピードでの製作が可能になります。

しかし、残念なことにノウハウをせっかく提供しても
身につけようとしてる学生ってほんの一握りなんですよね・・・。
ひたすら磨きです。

 
磨き、まだやってるの?と、思われる方もおおいかもしれないが、
形はすぐに作れても磨きは何倍も時間がかかるもの。

ピンフォールや細かいヤスリのあとも残さないようにします。
この作業は忍耐です。


カッターの刃を当ててみたところ、直線が微妙にゆがんでいました。
まぁ・・・・・ね。
やっぱり直さないといけませんね。

パテをもりました。(><)

これは複製のための原型なので念入りに仕上げます。
あんまり時間が取れないこともあり通常よりも長引いてしまっています。

プロフィール

HN:
内田伊久
性別:
男性
P R