忍者ブログ
「群馬の造型屋」をコンセプトに。 TV,CM,映画等の特殊造型技術をあなたへ! お問い合わせお気軽にどうぞ 依頼はこちらへ!     メール ikucyan999@yahoo.co.jp
学生にマスク製作方法を伝授


今作ってるFRPマスクとは別ものなのですが、
現在、造型の講師をしてる学校の2年生の卒業がちかづいてきました。

今のうちに私の持ってる技術を伝授しようと、ヒーローみたいなマスクをみんなで製作しています。

画像のマスクはまだ製作中ですが、わずか2回の授業で私がつくったものです。

 

実はこのマスク、指で押すとぷにゅっとラバーみたいにへこみます。

FRPほど精密な仕上げはできませんが、そのかわり訓練次第で
ポリよりもハイスピードでの製作が可能になります。

しかし、残念なことにノウハウをせっかく提供しても
身につけようとしてる学生ってほんの一握りなんですよね・・・。
PR
ひたすら磨きです。

 
磨き、まだやってるの?と、思われる方もおおいかもしれないが、
形はすぐに作れても磨きは何倍も時間がかかるもの。

ピンフォールや細かいヤスリのあとも残さないようにします。
この作業は忍耐です。


カッターの刃を当ててみたところ、直線が微妙にゆがんでいました。
まぁ・・・・・ね。
やっぱり直さないといけませんね。

パテをもりました。(><)

これは複製のための原型なので念入りに仕上げます。
あんまり時間が取れないこともあり通常よりも長引いてしまっています。

綺麗な曲線

 
ひたすら歪みを修正しつづけて、かなり綺麗なラインになってきました。

ながい間こういう作業をやっていませんでしたが、今回でだいぶ感覚を取り戻すことができました。

もしつやでピカピカにしたら蛍光灯のラインが綺麗に写りこむようなものがベストなんですよ。
こういうヘルメットの造型は。
手作業で歪みを修正していきます。

 
マスクを磨いたものです。


業務用のサフェをこれから吹きます。
この段階では完成にはまだ程遠いです。


サフェを吹きました。

タイ製品の仮面ライダーなどの違法マスクよりははるかに綺麗な曲面がでているとおもいます。
しかし、TVや映画に使用するようなものと比べるとまだまだお話にならないレベルですね。


表面を磨きました。

サフェが残っている部分が凹んでいる部分です。

原型の歪みというよりはFRPの歪みですね。

FRPというのは張った内側にへこんでしまうという性質がありますから。



サフェがのこっていた部分にポリパテを盛りました。

 

もう一つのマスクも同様です。



ポリパテの硬化後にざっと磨いてみました。

まだパテの盛り方がすくなくてへっこんでいる部分があります。

まだまだ磨きます。
シリコンを買いました。

 
型取りはまだ先になりますが、シリコンのKE-12を買いました。

3缶で10000円くらい。かなり安いです。

たしかKE-12はもう20年以上使ってないと思います。

何年か前にかった別の型取り用のシリコンも冷蔵庫の中に一杯で
デッドストックになってます・・・・・(汗)
できたら今回のマスク製作のオプションパーツの複製に利用したい・・・
プロフィール

HN:
内田伊久
性別:
男性
P R