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FRPマスクの分割りを綺麗に処理するためには・・・

 

FRPマスクの分割りですが、綺麗に処理するのって意外に大変です。

以前は隙間になんとかパテをぬって処理しようとしていたんですが、
今は前半面のラインを磨いて整理し、後ろ半面の割りのエッジの
角を全部削り取ってしまいます。
そして両面合わせて削り取った部分にパテ盛りします。
(当然離型の処理はしておきます。)

ちょっと大掛かりに感じるかもしれませんが、この方法が強度もあって
一番安心ですね。



金具を取り付けました。(仮)


さて、これからペーパーやすりの細かい傷を消していき、
塗装するため、全体を白サフェで下地処理します。


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テコ入れをしたマスクです。

 

 

 

基本的に雑魚キャラとしてデザインしたものだったのですが、
若干ダークなヒーロー感を出すために耳飾りをつけています。

キャラの位置づけとして、映像作品に使用するマスクだったら
このような飾りは絶対につけなかったと思います。

ライブにおいて、子供の人気を意識してのデザイン修正でした。


戦闘員マスク3つとヒーローマスク3つ



戦闘員マスクをデザイン通りに完成させたところ、
「イベントでつかうとなると少々地味なのではないか・・・」
となりました。

依頼者の方に相談してもう少し外連味を出すために
改良を加える事になりました。


 

ヒーローマスクの方ですが、3つともラインを完璧に整え
傷もすべて磨ききったつもりでいました。

しかし、日中、晴れたので太陽の光で確認したところ
わずかなラインのへこみが数か所、傷もぽつぽつ発見しました。

室内の照明では光が広がってしまうため
目で見て確認しづらい傷などが結構あります。

究極を目指すならFRPマスクの磨きは必ず晴れた日を
ねらって太陽光で確認しましょう。

軟質マスクと違い、限界レベルまで綺麗に表面処理をすることが
可能なのがFRPマスクですから。

ショー用ヒーローマスク




チェックが済んで一週間ぶりにマスクが戻ってきました。
 
修正点もありましたので表面の仕上げを続けながら

そちらも直していこうと思います。

ひきつづき戦闘員






 

簡単ではありますが、細かい彫刻をほどこしました。
プロフィール

HN:
内田伊久
性別:
男性
P R